(下写真)それから2日後 7月7日10:50 コロラドANG,F-16Cの着陸とタイミングが重なったが、嘉手納に飛来した4機のU-2で最後にオーサンへ戻ることになったBB-066。10:50
HOME
NEXT
click here
U-2's Page
Page-9
もう最後だ・・・と何度も言われながら、中々引退に至らず、今だ活躍が期待されている。やはり無人機グローバルホークではカバー仕切れない領域と言うものがあるらしい。U-2のページも何度も此処までと思いながら、更に増えそうである。2017年5月31日に3機、6月1日に1機、計4機のU-2Sがオーサンのランウェイ工事の為、嘉手納に展開して活動した為、我々マニアは心穏やかではいられなかった。どうやって休みを工面して撮影に出掛けるか気ばかり焦ったはずである。もちろん私もその一人であるが、6月中は仕事の関係でどうしても休みが取れない。オーサン基地のランウェイ工事の関係で限定?1か月間の展開と伝えられていたた、 多くのマニアは6月22日の梅雨明けから6月までに嘉手納展開して撮影を行ったようである。私は、休みを取得して某国からいったん帰国し、7月5日の独立記念日翌日から3日間展開する事にしたが、U-2がすでにオーサンに戻っている可能性も高く大きな賭けになってしまった。取敢えず運を天に任せ出かける事にした。(2017年7月8日記)
賭けをするのであれば、7月4日独立記念日の夜には嘉手納に入り、翌朝一番から離陸を狙うのが良い。何せ南風R/W23のはずだから私の好きなタキシングが狙える。5月31日に来た3機は、(80-1074、80-1084、80-1092)の3機、翌日来たのは80-1066。この内 Bb-074とBB-066は、背中にキノコをつけて飛んでいるらしい。地元マニア曰く「U-2は、まだいるよ、但し7月に入ってから一度もU-2は飛んでいない」・・・らしい。帰り支度が整いつつあるそうだ。運からは見放されていなかったようだ・・7月5日の朝 6時半から嘉手納で彼らのお出ましを待った。
このBB-074の離陸の後 09:40過ぎにBB-084が、離陸して行った為 部隊の運用機材が片づけられオーサンへの帰り支度が済んでいると噂された9th WGのU-は、ミッションを終えたのち嘉手納に帰らず、そのままオーサンへ着陸するのではと噂されていた。しかし幸いなことに夕方ミッションを終えて嘉手納に帰還した。
(上写真)2017年7月5日  16:40過ぎに嘉手納上空に再び姿を現したU-2s(80-1066)、オーバーヘッドの後R/W23-Rightに着陸してくれた。嘉手納でしか撮れない見下ろす形での着陸のシーンである。機首に装着されたノーズコーンは、偵察の種類と目的により度々付け替えられたが、このBB-066は、マニアの写真を見る限 この1か月同じ姿で飛行が繰り返されたようである。
7月7日 嘉手納での1か月のミッションを終えて、ランウェイ工事の終わったオーサンへ帰る最後のU-2S(80-1066)。私は、脚立がなかったのでフェンス越しに撮ってみたが、地元のマニア諸氏を含め10数人がU-2Sの見送りをした。
補助輪などの最終点検が終わり、安全ピンをすべて取ればテイクオフである。白いカマロは、右斜め後ろに控えてブラストを避け待機。U-2が滑走を始めたら暫く伴走する。補助輪は滑走開始から3秒ぐらいで外れ、よく見ると同時ではなく、片側ずつタイミングをずらして外れるようである。
7月5日 朝07:00 キーンという甲高いエンジン音とともにU-2Sが転がってきた。夢にまで見た嘉手納でのTAXIシーンであり、しかも背中にドームをつけているタイプ,鼻も長いし撮影ターゲットとして言う事無しである。
今回一番撮りたかったU-2S(80-1066)、過去一度も撮影したことの無い機体。マニアがキノコと呼ぶ背中のアンテナドームは、何回ものフライトで付いたと思われる塗装の禿具合がとても渋い。
上写真の場所辺りから大きく右にターンをかけて回り込むので、丘の上から正面系は撮れなくなる。その代り朝日を受けた真横の姿をさらすのでここは、撮影で最も楽しいところである。
パイロットの着用したヘルメットから偵察任務を行う所謂「ミッション飛行」であることが判る。単なるローカルフライト、つまり訓練のための手慣らし飛行の場合、耐圧服と耐圧ヘルメットは着装しないのである。どっしりと嘉手納に腰を据えて活動している時期は、ミッションフライトなら必ず嘉手納に戻ってくるはずだが、機材を片づけ始めたのであれば、ミッションを終えた後オーサンへそのまま戻ることも覚悟しておかねばならない。
Wings